2009/02/01
大学経営と会計事務所のシンクタンク化
昨日は、第一四半期(1―3月)の予定を俯瞰しつつ、1月の業績を振り返る。
全スタッフでこの難局を乗りきらねばと決意を新たにする。
さて、現在、金城短大で「会計学総論」を非常勤講師という立場で講義させて頂いている。
以下、鷲田 小彌太著「社会人から大学教授になる方法」を参考にして大学経営につき考えてみたい。
(私見ながら、大学教授とは、職業ではなく、知的生活の実践者をいう。求道者のように、毎日、継続して頭脳を酷使することを厭わなければ一応の資格はあると思います、というか思いたい。)
非常勤講師とは、パートタイム契約で、半期あるいは通期の「授業」を受け持ち、成績評価を学校側に提出する責任を有する講師。
民間企業同様、非常勤講師(パートタイマー)の助力なくして、大学経営は成り立たない。
事実、国立や私立の大学を問わず、非常勤講師の授業が全講義の半分を占める。
大学経営にとって、いかに非常勤講師の能力をアップさせるが肝となるであろう^^
大学の授業は、教師の裁量で行われ、テキスト選択も自由なので、どんなに手を抜いた授業をしても大学サイドにはわからない。
そこで、金城短大においては、講師が学生から約20項目のアンケートで評価される。
有効な対策と思う。
結構、気になりますから(笑)
時代が変化すれば、求められる学問も変化する。
金科玉条のように、同じ講義をし続ける研究者など無用。
求める講義内容につき、大学側と教師側とのマッチングサービスが面白い。
独立行政法人科学技術振興機構の試みを紹介しよう。
「JREC-IN(研究者人材データベース)」(JREC-IN(ジェイレックイン):Japan REsearch Career Information Network)は、研究に関する職を希望する求職者情報と、産学官の研究に関する求人公募情報をそれぞれ収集・データベース化して、インターネットを通じて無料で提供している。
(渡辺昇一氏の名作。学ぶとは何かを教えて頂いた。氏の文体など模倣した時期もありました。懐かしい^^ 読みやすい本なので、お薦めです!)
大学受験に失敗し、東京の東中野で浪人時代を過ごすとき、何度も繰り返し読んだ著作、「知的生活の方法」。
この本と出会い、20歳を過ぎてから、本格的な学習を始めた。
ゆえに、私の場合、20歳までの「学歴」ではなく、20歳からの「学習歴」。
大学経営を考察しつつ、会計事務所のシンクタンク化に思いを馳せるのであった。
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