2009/02/08
強烈な異彩を放つひと言
土曜日の昼下がり、ウトウトしていたようだ。
「真剣に生きているか」
突然、いきなりわたくしの胸ぐらをつかみかかるがごとく、尊敬する先輩の濁声が響く。
しばし耳鳴りするかごとく、その言葉が繰り返し繰り返し木霊する。
惰眠を貪って、欲望のまま生きていないか?
強烈な異彩を放つそのひと言が、緩んだ心を覚醒させ、ガバッと昼寝から飛び起きる。
これまた、業界の先輩から教えて頂いた言葉が脳裏に響く。
『生まれたものは死に
会ったものは別れ
持ったものは失い
作ったものはこわれる。
時は矢のように去っていく。
すべてが「無常」。
この世において
無常ならざるものはあるのか』
自分自身コントロールできるようで、できないこの世の中。
束の間、人生の不可思議さに暫し呆然とするのであった。
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