2009/03/19
北京2日目
日本M&Aセンター会議初日。
分林会長より、日本M&Aセンターの成長戦略につきご教授いただく。
売上高を全スタッフの数で割ると、一人当たりの生産高が出る。
全国の会計事務所の平均が700~800万円(中堅事務所ならば1,000~3,000万円)であるのに対し、日本M&Aセンターの生産高は6,000万円と脅威の収益率を誇る。
中長期経営計画で、2014年3月期に100億円の売上、50億円の経常利益の目標数値を拝聴し、なんとなく出来そうだなとも思う。
続いて、三宅社長から、会計事務所が取り組むべきM&A戦略につきご教授頂く。
戦略に係わることなので、ここでは割愛させて頂きます。
その後、元は日本M&Aセンターに在籍していたという陳大立氏より、中国経済と政治情勢につきご講義頂く。
貧富の格差と「上善若水」というタイトルが強烈に印象に残る。
上善若水(じょうぜんはみずのごとし)とは、老子の言葉。
「上善」とは最上の善、ここでは最上の善をそなえた人、即ち道に達した人を指す。
道に達した人は水のようなものであり、水は巧みに、すべてのものに恵みを施し、しかもすべてのものと争わず、多くの人々が嫌う場所に好んで就こうとする。
まさに水こそ「道」の本源であるといっている。
水の流れは格差があるほど勢いが激しい。
格差があったゆえに、発展を求める人間本能が働く。
経済の原動力になる。
中国は、激しい貧富の差があり、1000倍以上と言われている。
何百メートルの高さから水が落ちるような感じだ。
これを向上心という。
しかも、強烈な向上心。
向上心こそ、経済の原動力である。
そういう意味では、インドは中国になれない。
貧富の差はあるものの、カーストという階級制度が歴然としてあるからだ。
4つの階級での差だけで、極めて平均的だ。
日本のパワーのなさも、その平均主義にあると推察している。
(北京近隣探索)
(防寒対策してきたにもかかわらず、5月くらいの暑さ。半袖でパチリ。)
(本当に人が多い。中国の成長を目の当たりにする。)
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