2009/04/22
新天地を目指す方のために
昨日、苦労を共にした経理次長の方が転勤するとの報告を受け、暫し愕然とする。
前税理士先生との引継ぎからすぐに税務調査を受けるなど、様々な問題を共に解決してきた戦友ともいうべき方のご栄転は、本来喜ぶべき性質のものではあるが、今後の引継ぎのことを考えると、心の中に霞が漂う。
歴代の経営者もすべてその方に委ねてきただけに、失って初めて存在の大きさを改めて実感されていることと推察する。
そして、衝撃から目を覚ます。
いまや新天地を目指す者にとって、古巣は後輩に委ねる他道はない。
私のやるべきことは、その方の部下育成に注力することと心の霞を拭い去る。
過去の激闘の後を振り返るように、ファイルを繰りつつ、別表の履歴に目を通す。
この会社の税務を通じて、私自身育てていただいたとファイルを整理しながら、自然と感謝の気持ちが沸いてくる。
連結納税、圧縮記帳、みなし配当、外形標準課税など様々な論点が去来する。
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