2009/05/24
第37回北陸ORIX会ゴルフコンペ
第37回北陸ORIX会ゴルフコンペに参加する。
場所は、ゴルフ倶楽部ツインフィールズ。
結果は、106(54/52)。
懇親会では、オリックスグループ代表の宮内会長からご挨拶がある。
その内容を抜粋しよう。
昨年のちょうど今、景気が減速すると申し上げた。
サブプライム問題に端を発して、ここまで深刻化し、リアルエコノミーにここまで波及するとは予測しえなかった。
まず、リーマンショックでアメリカの成長がストップした。
そして、もう一つのショック、トヨタショックが起きる。
日本の優良企業が赤字に転落し、今期も赤字を見込んでいる。
輸出立国は成り立たなくなった。
その結果、日本は先進国で最も低いGDP成長率となった。
(OECD▲6.6%、IMF▲6.2%)
依然として、ケインズ政策(バラマキしかも小粒の)を続行している。
後世に赤字国債という禍根を残している。
日本を元気にするには構造改革が必要だ。
(内需を拡大して、円高を喜ぶ政策を打ち出すべきだ!)
ここで、私は宮内会長の顔を拝見する。
70歳を越える柔和な顔から想像もできぬ眼光の鋭さが増したのは、その一言からであった。
戦国武将が戦いの時に、狼煙をあげるように、会長からオーラが迸る。
日本政府には一切期待できない。
政府が助けてくれると思ってはいけない。
国家は、もともとお金を一銭も持っていない。
国民から税金を徴収して借金して、配分する機能しか有しない。
(多少、俗っぽい表現で仮に謹んで言い換えさせて頂くことをお許し頂けるのであれば、国家は、国民からカネを巻きあげてばらまいているにすぎない。)
では、どうすれば良いのか。
周りを見渡すと、経営者全員に「答えを教えてください」と懇願するような雰囲気が漂う。
日本経済が伸びないならば、日本を飛び出し、経営者の力量でグローバルな市場で闘うしかない。
逆に言えば、完全国内型の企業はシンドイ。
日本という市場にのみ立脚したビジネスには、今後、期待できないであろう。
日本に元気がなくても、グローバル企業が元気になれば良い。
カリスマ経営者のアドバイスに夢から覚めたようにハッと目を足下に向け、現状を考える。
中小企業経営者のほとんどがその日本という市場に立脚している現実を見て、参加者のほとんどが宮内会長の言葉に希望を持つべきなのかどうか思案しているようだ。
ただ、日本政府には期待できないという宮内会長の発言は、最近の教訓なのか、大変、心に響いてくるものがあった。
(今回、楽しくプレイした方々と。
人間、ゴルフしたり飲みに行くと、角がとれて人あたりがよくなりますね。)
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