2009/10/19
突き抜ける生き方
先日、野々市町にある水毛生家で、お茶会に参加し、土橋重隆先生の御講演を拝聴する機会を頂く。
(水毛生家の庭園。非日常の空間を堪能する^^)
そこで、「突き抜ける生き方―恐慌も病気もマネーが生んだ」を拝読し、西洋医学の限界を知る。
西洋医学では、患部のみに焦点を合わせ、薬を投与する。
クスリは逆から読んだ方がよいとご教授いただく。
聞けば、万が一、ガンにかかったとき、抗がん剤を投与するかと現役医師277人に問うたところ、使うと答えた方は1名であったという。
それだけのリスクをご存じなのだろう。
土橋先生は言う。
人間は、薬で治療を受けても治る力、換言するならば、自然治癒力の偉大さを有する。
意識と体の違いは、体が正直なこと。
右に曲がりたいと意識すれば、曲がることができる。
しかしながら、体は正直だ。
ウイルスが体内に闖入すれば、くしゃみをし、体温を上げ熱をだす。
すべて、正常な反応だ。
クスリで抑え込むのは不自然であり、副作用の症状は本作用となろう。
宇宙の仕組みは、プラス・マイナス、長所短所が共存している。
世の中に100%悪いものは存在しない。
例えば、ある研究によれば、死刑囚もその執行前では真人間になっているという。
人間だれでもよくなる要素を持っている。
だから、希望や夢がどうしたって必要なのだ。
病気もすべてマイナスとは限らない。
病気になったとき、必ずそれに至るプロセス、原因があるはず。
現在の医療システムでは、医師が割ける時間は限られており、結果として医療行為の8割が診断となる。
病院や医院では、病気の原因を追求するのは難しい。
したがって、体調を崩した時、われわれ自身で、生活習慣、視点を変える機会と捉え、病気の原因を知る必要がある。
視点を変えるにはどうすればよいのか。
常識にとらわれずに、突き抜けることだと土橋先生は言う。
まずは、茶会、座禅など非日常に自分自身の身を置き、心身ともにリラックスすること。
ストレスの物質化が病気。
頭を空っぽにする機会を得ることが第一ステップだ。
脳の仕組みを概観すれば、脳幹の周りを大脳新皮質が囲んでいる。
大脳新皮質は、人間の思考を司る。
人は、まだ見ぬ未来を案じ、その新皮質を不安でいっぱいにしている。
体調を崩した時こそ、その脳を解放する時間を持つことが必要だとご教授いただいた。
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