2010/07/20
観光都市金沢の挑戦
1.大都市金沢
現在の金沢市の人口は46万人弱であり、地方都市としては中堅クラスです。明治初期の頃は大都市であったことを皆様、ご存知でしたでしょうか?
金沢の明治初年の人口は約12万で、江戸期には江戸・京都・大坂に次ぐ大都市で、武家と町民が半々の構成でした。
隆盛を誇っていた加賀百万石の経済力も藩籍奉還後に急激に衰退し、人口が激減することになります。
それ以降、これまで武士に依存していた経済を立て直そうと殖産興業がさかんに行われ、人口が徐々に増加していきます。
2.アクセスの便利さの一長一短
2014年。金沢・品川間が2時間30分で移動できる新幹線開通の年度。さまざまな思惑を抱えて、開通に向けて準備が進められています。
個人的には大歓迎ですが、便利さには光と影があるように、アクセスが良くなればなるほど、金沢の神秘性が失われ、飽きてしまうのではないかという懸念があります。
(人口と便利・不便利の関係性)
人口増加の時は便利が勝つ
人口減少の時は不便が勝つ。
簡単に行けるようになって魅力が失われることがないよう、金沢という都市のポジショニング(立ち位置)を明確にしないと、観光産業の明日はない。。。
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