2010/08/30
後継者と事業計画作成
中小機構北陸支部で相談員を担当しております。
下記の問題と回答は、ある日の相談を簡易的にまとめたものです。。。
≪質問≫
現在、メーカー向けのA事業と一般消費者向けのB事業があり、売上構成比はそれぞれ70%と30%です。現在、後継者である専務取締役は、B事業を拡充したく、現在の売上構成比30%を50%までに高めたい。
現在のスタッフは高齢化しており、20代から30代の人材を採用したいが、売上が見込めないなか、人を採用するのはリスクが大きい。
どのような判断をすればよいのかご教授頂きたい。
≪回答≫
現在、取引先メーカー主導の事業計画があるだけで、自ら主体的に作成した計画はありません。
将来のビジョンを明確にするため、後継者である専務が主導して事業計画を策定致します。
年商3億円の場合、B事業は売上構成比30%ですので、9千万円。
B事業が50%になった場合、1.5億円となり売上が6千万円増加します。
今、粗利率20%、労働分配率が60%とそれぞれ仮定した場合、12百万円の粗利益、約7.2百万円の人件費が捻出できますので、約2人分の新卒採用が確保できることとなります。
計画立案する際、自ら主体的に行うことに留意して頂き、人材育成も仕事であると社歴の長い社員の方にご理解頂いてください。
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