2010/09/20
お客様の座標軸につき、横軸を効率、縦軸を効果として、整理して考えてみましょう!
中小機構北陸支部で相談員を担当しております。
下記の問題と回答は、ある日の相談を簡易的にまとめたものです。。。
≪質問≫
○○の器具・消耗品の卸売販売を行っています。モノというハードの販売だけでは限界を感じています。
他の競合会社は、値段交渉を唯一の競争力としており、徐々に利益が上がらない状態となっております。
御客様に対する提案などソフトの分野に進出したいと思いますが、どのような点に留意すればよろしいでしょうかご教授いただきたい。
≪回答≫
お客様にとっての座標軸の横線を得と損、縦軸を楽しさと無関心とした場合、経営戦略が整理できます。
横軸を効率、縦軸を効果とした場合、横軸の効率、得を追求した場合、会社は犠牲を払います。
つまり、お客様が大満足する代償として、会社は儲かりません。
お客様はその満足を忘れやすく、常に期待を上まわる必要があり、価格競争は下へ下へとエスカレートしていき益々儲かりません。
これからの経営は、縦軸の効果、楽しさを追求すべきであり、お客様にいかに感動、感激、感謝をしていただくことを徹底して思考ほうが良いでしょう。
お客様は、共感、尊敬、驚きについては簡単に忘れません。
さらに、反復しても効果的であり、凡事徹底すればするほどお客様に感動を与えることができます。
会社の強みは、多数のお客様の中で成功店舗、成功事例を多く知っていることであり、その成功を集約することにより、お客様にコンサルティングを提供できることです。
お客様のブランディングなどコンサルティングメニューをある程度パッケージ化したほうが良いでしょう。
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