2011/01/24
自分の命の使い方
星野富弘さんの詩を紹介させていただきます。
「命が
いちばんだと思っていたころ
生きるのが苦しかった
いのちより
大切なものが
あると知った日
生きているのが
嬉しかった」
(星野富弘作・おだまき(いのち)/書籍『鈴の鳴る道』/絵はがき集 第2集 収録)
この詩を初めて聞いた時、不覚にも泣いてしまったわけです。
苦しい時は、矮小な自己保身のため、もがいている場合が多いと自分自身思い当ったからです。
自分の命は、周囲の皆様に自分のできることを与えて「ありがとう」と言っていただくことに使おうと改めて思いました。
二宮尊徳の「たらいの水」を御存じでしょうか。
「たらいの水」
「欲を起こして水を自分の方にかきよせると、向こうに逃げる。
人のためにと向こうに押しやれば、わが方にかえる。
人の幸せも、物質も、お金も みんな同じである。」
二宮尊徳の報徳思想(ほうとくしそう)は、経済と道徳の融和を訴え、私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、いずれ自らに還元されると説いております。
「他が生かされる道は、我が生きる道なり」
会社の目的は、ここにあり、その目的を実現するために目標があります。
前回でも触れましたように、目的と目標を混同してはいけいないと自戒しております。
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