2011/08/01
ブランドの起源と本質
先日、北國銀行の会で、藤巻幸夫氏の話を拝聴致しました。
講演会のタイトルは、『全ては顧客視点 いかに考え、いかに行動するか』
(ブランドの起源)
「ブランド」とは、放牧されている家畜の焼き印から生まれた言葉であり、中世の北欧民族の言葉「brander」(焼き印を押す人)から派生したと言われています。
牧畜家は、自分の家畜であるという所有の印として、家畜に焼き印を押していました。
家畜の焼き印を見れば誰の所有なのかがすぐに分かるからです。
このように、「ブランド」は、誰にとっても分かり易い識別するという意味があります。
(ブランドの三要素)
藤巻幸夫氏は、ブランド作りには、次の3要素が不可欠といいます。
自社のサービスや商品には、ヒストリー(歴史)、ストーリー(物語)、フィロソフィー(哲学)の3つが表現されていないと、ブランドとは言えません。
・ヒストリー(歴史)
革新を繰り返す歴史。売れない時代にも負けないことによって刻み込まれた時間
・ストーリー(物語)
挑戦と挫折そして成功の物語。商品やサービスが生まれてきた背景
・フィロソフィー(哲学)
なぜ、作続けるか提供し続けるかという哲学
ストーリー・ヒストリー・フィロソフィーの3つが表現されたとき、この商品やサービスでなければならない、代替がきかないことになります。
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