2011/08/15
「優しくなければ他人の長所を見つけることはできない~同志としての美点凝視」
2.同志としての美点凝視
人の悲しい習性として、人の欠点ばかりが目につきます。
いくら注意したところで、性癖は簡単には修正できません。
なぜなら、人は自分の意思のみで動き、指示命令で人は動かないからです。
長所を見つけ伸ばしてやれば、人は育ちます。
しかしながら、他人の長所を見つけるのは難しいことです。
いかに、美点凝視できるか、吉田松陰先生の姿勢を参考にしてみます。
「教授は能(あた)はざるも、君等と共に講究せん」。
(私は教授などはできないが、君たちとともに学習していこう!)
教師と生徒としてではなく、共に学ぶ同志としての関係として、彼らの強みや長所を見つけ出し、そこを褒めることで人を伸ばそうとしました。
経営者一人では何もできません。
世の中を変えるには、同志が必要です。
「仁愛ならざれば群する能はず、群する能はざれば物に勝たず、物に勝たざれば養足らず」
(仁愛の人でなければ仲間をつくることができない。
仲間をつくれなければ物事に勝つことができない。
物事に勝てなければ満足に成長していくことはできない。)
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