2012/07/02
原発再稼働と会計学総論
本日(2012.7.2)の北國新聞の見出しは「大飯3号機起動」です。
なぜ、日本国家は反発する世論があるにもかかわらず原発起動を急ぐのか。
日本経済新聞でも取り上げられているように、会計学の著名な論点「減損会計」で説明できます。
減損会計とは、使用しない固定資産の価額を実態を反映して、帳簿価額を切り下げる減額ルールをいいます。
原発を再起動しないと、この減損会計を適用せざるを得なくなり、各電力会社の保有する原発はほぼ無価値となり、莫大な損失を抱えこむことになります。
ゆえに、会計学的見地から説明すると、原発の再稼働を急いでいるということになります。
現実を円単位で表現する会計学。
「会計学総論Ⅱ」は後期10月から2月までの講義です。
「会計学総論Ⅱ シラバス」
第1回 出資の小口化について
株式会社の本質
第2回 間接金融と直接金融の違い
サブプライム問題で縮小した世界金融
第3回 純資産の部について
赤字転落企業の深刻度
第4回 確認テスト①
第5回 在庫サイクルと設備投資サイクルの相違
経営者の姿勢と資産の関係
第6回 不良債権と貸倒引当金について
不良債権処理が進まない2つの理由
第7回 時価主義について
有価証券と土地に関する時価評価の問題点
第8回 確認テスト②(第5回~第7回)を実施致します。
第9回 M&Aと連結グループ経営について
選択と集中
第10回 損益計算書の本質
売上総利益率と付加価値の関係
第11回 為替の影響について
任天堂の事例
第12回 確認テスト③(第9回~第11回)を実施致します。
第13回 キャッシュフロー計算書のメカニズムについて
原点は家計簿に有り
第14回 キャッシュフロー経営について
会社の危機は倉庫に有り
第15回 会計学総論Ⅱまとめ
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