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「木村経営ブレーン」グループは、北陸3県の中堅・中小企業、医療介護福祉機関のお客様に 税務会計業務・経営コンサルティングを提供しております。「木村経営ブレーン」グループが 社会のインフラとして必要な存在であり続けるにはどうしたら良いのか。 ブログを通じて日々の思考を綴っております。 私の学暦(学習暦)をご覧ください。

2012/11/12

失敗の本質から学ぶこと

失敗の本質から学ぶこと
はじめに
先日のやまと塾第二回で、鈴木博毅氏「『超』入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ」ダイヤモンド社を学習する機会を得た。

(経営者やまと塾)
http://www.yamato-jyuku.jp/
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1.敗戦と現代の閉塞感
本書によれば、大東亜戦争の敗戦と現在の日本の衰退の状況は酷似しているという。
大東亜戦争のミッドウェー海戦の敗北とお家芸であった製造業が国際競争で敗れ、強烈な閉塞感のある現状の類似点は何であろうか。
2.戦略なくして勝利なし
日本人は「大きく考える」ことが苦手であり、俯瞰的な視点から最終目標への道筋を作り上げることに失敗しがちであるという。これは戦略性の弱さに起因している。日本軍は、真珠湾攻撃を含めて、多くの戦闘で勝利し、たくさんの島を奪取したが、目標達成につながる勝利が少なかった。島を取るという手段が目的化していた。
現在、日本の製造業の衰退を「ガラパゴス化」という言葉で表現している。これは、孤立する日本製品の独自の進化を意味する。いくら高度な機能を備えていても、標準規格を海外企業に独占されれば、最終的な勝利にはつながらない。
3.戦略は顧客視点から
戦争でもビジネスでも戦略のミスは戦術でカバーできない。良いものを作っているのに売れないという現在の日本の製造業の姿は、大東亜戦争で多くの勝利を積み重ねたにもかかわらず敗北した姿と重なってしまう。
中小企業でどのような戦略を立案すればよいのか。ヒントは、追いかける指標の有効性です。インテルは、その指標を「活用しやすさ」に置き、日本を含めた他社は「処理速度」を追いかけた。結果として、顧客サービスを主軸としたインテルが勝利する。性能面や価格面で勝利しても、顧客視点のより有利な指標があれば、最終的に勝利する。
おわりに
中小企業は、戦略を立案する際に、最終的に勝利する効果的な目標を如何に掲げるかが重要である。

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プロフィール

名前
木村 岳二(Kimura Gakuji)
年齢
1970年生まれ A型
職業
会計事務所経営
メールアドレス
g-kimura@kkb-jp.com

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