2012/11/19
石毛宏典氏のリーダーシップ論
石毛氏の講演を聴く機会を得た。
熱い男で、何度も「一回きりの人生、本気で生きているか?」と問いかける場面があった。
この講演後、人生の節目というか、また新しいスタートラインに立ったような気がした。
石毛さん、ありがとうございます!
(はじめに)
野球の人気が徐々になくなり、TV解説や講演料が年々減少している。
元プロ野球選手が借金を苦にした自殺をし、懲役刑を受けているという信じられないことが起こっている。
同じ苦労をした野球人から自殺者や犯罪者を二度とだしたくないという願いから、プロ野球OBの雇用を図ってきた。また、今まで野球で培ってきた情熱で地域の活性化を図りたいといった思いもあり、四国で独立リーグを立ち上げることにした。
そして、独立リーグを経て、プロ野球への道を確保したい。野球以外の時間を四国の一次産業に当て、地域の農業を支えたい。
(選手も監督も同じ心を持つ人間同士)
日本ハムをリーグ優勝に導いた栗山英樹監督が、増井のヒーローインタビューの時、泣いた。最優秀中継ぎ投手のタイトルを得た増井が「使ってくれる監督のおかげです」と話した時だった。
監督が「中継ぎには、無理をさせてきて、いろいろあった。迷惑もかけている」と泣く。「使いすぎて選手生命が短くなったかもしれない。酷使して申し訳ない。」という素直な心からくる涙。監督が選手と同じ土俵で闘っている。この涙で現場の士気があがった。
現場で闘っている人間は、感情があり、指揮官も悩んでいる姿を見せてもよい。
(わかりやすい軸のぶれない監督)
石毛氏の大学の先輩である横浜DeNAの中畑監督は、とにかく明るい。どんな時でも明るく、本当に軸がぶれない。良いときも悪いときも明るい。
大学時代、石毛氏は中畑氏と同室であり、それ以来中畑氏よりコミュニケーションやマナーやモラルの大切さを徹底して教わった。中畑監督がサングラスをかけて人と話をしているのを見たことはない。人と話をするときは、目と目を見て話せと日頃言っており、自身で実践しているからに他ならない。
中畑監督のように、喜怒哀楽のあるわかり易い監督の方が、選手にとっては良いと感じる。
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