2013/07/29
「お白石持行事」に参加する
医業特化の会計事務所団体のMMPGの会議が三重県伊勢市で開催され、その翌日、伊勢神宮を訪れる。
2013年の伊勢神宮は、神様の場所を20年に一度変える式年遷宮を今秋に控える。
歴史的なイベントを前に街が静かな興奮につつまれている。
27日(土)、新正殿の白い敷石を奉納する「お白石持(しらいしもち)行事」に参加する。
「エンヤ」の掛け声で宇治橋を渡り、ヒノキの柱が神々しい輝きを放つ内宮において、白い布に包んだ白石を置く。
すぐ隣には、20年前の旧正殿があり、その色は既に風雪に耐えたものとなっている。
新旧の正殿の色の対比が、この遷宮を一言で表している。
常若(とこわか)。
常に若々しい状態であること、瑞々しいこと。
2013年の式年遷宮は62回目。
次の遷宮は2033年。
20年後の正殿は、次世代の職人が担う。
この行事で様々な思いが去来する。
日本人の原点、先人の思い、変化の大切さ、承継・・・
今回の風景で美しいと思ったこと。
それは日本人の礼儀正しさ。
全ての参列者が自然と入口で立ち止まって礼をする。
そして、出口では振り返り、きちんと礼をする。
この美しい所作に、改めて日本人であることを誇りに感じる。
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