2013/09/30
消費税UPは、経営の試金石
北陸地方の経済は、アベノミクスの恩恵があまりなく、未だ弱いように感じます。なぜなら、安倍政権は、輸出企業とりわけ大企業に有利な政策を打っているからです。
そのような状況の中、消費税は来年の4月に8%へと上がります。
1.消費税の転嫁状況
企業が消費税を売上価格に転嫁しているかどうか。商工会議所によれば、企業の規模が大きければ大きいほど、転嫁できていますが、零細になればなるほど転嫁できていません。
2.円安のメリットデメリット
輸出企業には大企業が多く、円安のメリットを享受。一方、内需に頼る中小企業は、材料価格のUPで円安のデメリットを受けています。
3.法人税減税と輸出企業の有利な消費税還付
黒字企業は3割弱しかなく、法人税の減税は中小企業にとって有利とは言えません。また、消費税は、輸出企業にとって、有利に働きます。
以上、アベノミクスに基づく円安・消費税UP・法人税減税は、あまり儲かっていない中小企業のとっては、試金石のようなものです。
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