2013/10/28
(株)ガリバーインターナショナルの成長の源泉
楠木 建(一橋大学大学院 国際企業戦略研究科教授)氏の『ストーリーとしての競争戦略』の中で、競争優位の源泉となるストーリーがいくつかあります。
その中でも、「自動車業界の流通革命」を起こしたガリバーインターナショナルが最も素晴らしいと感じておりました。
(ストーリーとしての競争戦略396頁、加筆 木村。おいしいマージンをかなぐり捨てて、在庫期間の圧縮を先、利益を後にするという図が記載されています。)
今回、元(株)ガリバーインターナショナル代表取締役副代表の村田育生氏の話を聴く機会がありました。ガリバーの成功は、ベンチャー・リンクというコンサルティング会社の存在なくして語れない。村田氏は、ガリバー入社前、そのコンサルティング会社のコンサルタント。村田氏は第三者の視点でガリバーの成長をサポートする。
どれくらい、成長したのか。
Microsoft、Googleといった設立10年未満で、10億ドルの売上を達成した企業は、アメリカでは"ハイパー・グロス・カンパニー(超成長企業)"と呼ばれ賞賛されています。超成長企業は世界に10社ほどしかなく、日本には1社だけ。それが、ガリバーインターナショナルです。
"小さなガリバー"の「ブレイクスルー前夜」の歴史創出のプロセスを実感致しました。
村田氏の話を一言で要約すれば、「高い志をもってクレージーに働いた」
「自動車業界の流通革命」という高い志を皆でやろうと。
コミュニケーションも大事ではあるが、志がないとただの仲の良い集団となってしまう。
村田氏の話を拝聴しつつ、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」を想起しました。
皆様の会社の「志」「使命」は何でしょうか。
ここらへんの共有が成長の鍵と強く感じました。
(村田育生氏と。酒も強い。。。)
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