2014/11/16
保険提案を考える
先日、保険提案を真っ向から考える機会を頂いた。
(第43回 企業防衛制度推進委員会 研修小委員会)
理想の標準保障額とは何だろうか。
生命保険の商品が死亡リスクにだけ対応する時代は、経営者への説明が楽であった。
商品の種類が少ないと覚えることが楽だからだ。
今や、生存リスクに対応する商品がある。
こうして、適切なアレンジ組成に我々の頭脳(ブレーン)が必要となったのである。
死亡リスクと生存リスクもすべて充足するような夢の標準保障額は、天国の保障と引き換えに地獄のような保険料を負担しなければならない。
保険種類が多様化した中、死亡も生存もすべてのリスクに対応すると、多額の保険料がかかり現実的ではない。
可能原資という視点で理想と現実の間を我々ブレーンが提案していくのである。
会社が毎月、いくら保険料を払えるのか。この問いから必ず出発しなければならない。
有限な経営資源であるお金を有効活用するため、保証の黄金比を考える必要がある。死亡と生存の最適なポートフォリオを業種、業態、経営資源の状態を勘案し、アレンジしていく。現実的な保険料でシュミレーションしていく。
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