2014/12/13
老・壮・青のバランス
先日、北國総研ビジネス情報懇話会で、元日経トレンディ編集長北村森氏の話を聴く。
(講師席にて、講師と一緒に昼食を頂く。石川県は十分ブランドがあり、ユルキャラなど必要ないなど談笑する。)
北村氏の話の中で、高松丸亀町商店街の再生成功のエピソードが抜群に面白かった。
再生する時に土地を全員から召し上げた。いわゆるテナントミックスを実施した。土地は定期借地を活用して適材適所の店を設計し、自分の土地の上にどんな店が建つのか、最初は分からない。
丸亀町商店街のケースで学べることはシステムではなく、どうやって進めていったのか。「1度決めたことを後から文句を言わない。その1点だ」と言う。文句を言う人は、常務会から外れてもらった。ただ、その人は地権者であり商業者でもあるので、土地を差し出さないと言い出しかねない。それを説得しに行くのが、長老。
長老は、出しゃばらず、次世代の人たちをバックアップする。壮年はとにかくよく働く。青年は年長者を敬う。世代間の役割がしっかりしていて、老・壮・青のバランスが良い。
商店街の奇跡の再生には、こういうプロセスが大事であることを学ぶ。
(2014年12月12日付け 北國新聞朝刊記事)
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