2015/07/12
後継者主体の新規事業応援
大事な週末を合計6日間も献上して、FBAA(ファミリー ビジネス アドバイザー 協会)の資格認定プログラムを受講して参りました。
現在、課題(ケース スタディ)を提出し、認定を受けるため、500頁に亘るテキストを見返しております。
そのテキストの中で、「アントレプレナーシップ(企業家精神)とファミリービジネスとは共通している。」との記述があります。
今回のブログでは、新規事業を、ファミリービジネスの次世代の育成手段とすることに着眼して書いてみましょう。
後継者は、新規事業の立ち上げにより、創業者の追体験をする。
この追体験で、ゼロから始める苦労を学ぶ。後継者に失敗の経験をさせることで、創業者の野生を呼び起こす。また、創業者である親の事業にさらに、新規事業を加えた方が後継者としてリーダーシップが発揮できるだろう。一方、創業者は、後継者の失敗を許容するスポンサーシップを持つ。失敗しそうになったら、早期に撤退する。
新規事業の「シンプルなひらがなの7つの質問」に答えること。良いものが売れるとは限らない。たとえば、「特許があります」は答えにならない。この7つの問いは、なかなか秀逸です。
- 新規・独創性 ・・・ 何を作ったの?
- 市場性 ・・・ それを買う人はどれくらいいるの?
- 優位性 ・・・ それはどこがいいの? / 何が優れているの?
- 採算性 ・・・ 収支は合うの?
- 実現可能性 ・・・ 本当にうまくいくの?
- 持続・発展性 ・・・ どれくらい大きな商売になるの?
- 貢献性 ・・・ 世の中の役に立つの?
事業承継支援とは、後継者主体の新規事業応援と定義し、これから意識して取り組んでいきます。
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