2015/08/16
第42回TKC全国役員大会の参加
先月、TKC全国役員大会に参加して参りました。
今、我々の業界は、強烈な危機感を持っています。ITの進歩が税理士の市場を小さくする危惧。そして、会計ソフト、e-tax、マイナンバー制度の導入で、自計化から「自率化」(自己申告化)への流れが読めるからであります。
職業会計人が生き残るための3つの条件として、Jone L. Carey氏の以下の見解を確認しました。
1.組織化
この職業は効果的な業績を上げるために、組織化されなければならない。
2.社会の納得
この職業は、必要な、そして有用な仕事をしているということを社会に納得させなければならない。
3.現代の業務への適応・新しい業務の開始
この職業が現代の業務に適応する場合においてのみ、また、経済の変転する要求を満たすために、新しい業務を開始する場合においてのみ、この職業は生き残ることができる。
当たり前のように思える3条件。これを日常にどう落とし込んでいくか。そして、短期のみならず長期的にも手を打つ。9月の事業発展計画書発表会の大きな宿題です。
余談ながら毎日、日記を書いておりますが、日記は、その日々の行動が短期のみならず長期的にどう影響するのか良い検証ツールとなります。大河ドラマと同じく、人生にも経営にも起承転結があります。日々、毎週、毎月、毎年、3年それぞれの起承転結がどこに現れるか。これは時系列で追うしかわかりません。日記は、人生や経営の起承転結の起伏がわかる有力かつ強力な究極の道具であります。
次に、職業会計人が行う経営助言の特徴です。
職業会計人は、財務データや経済データの測定と伝達とにおける熟練技術をとおして、経営助言業務への道を見出していくという前提のうえに一つのアプローチが基礎づけられる。
「測定できないものは管理(統轄)できない」“You can’t control what you can’t measure.”
「測定できることは達成できる」“What gets measured gets done.”
会計の基礎は、当然に数値であり、測定可能です。
ゆえに、アドバイスは数値をもとに提供する。
この定理も当たり前すぎて、「ハッ?」となりますが、ここも辛抱強く、Jone L. Carey氏の見解をもとに、お客様に提供可能なサービスを探していきます。
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