2017/03/26
日本M&A協会2017 サンフランシスコ&シリコンバレー国際会議 前編
はじめに ~ グーグル本社にて
先日、日本M&A協会主催の国際会議(サンフランシスコ&シリコンバレー)に参加致しました。
写真は、グーグル本社での1枚。お菓子の公園の中に、GOOGLEと書かれた自転車が眼前に。本能的に飛び乗り、写真を撮った次第。
グーグルの時価総額は、アップルに次いで2位。(ググッて再確認)
グーグル見学の前に、アップルの建設中の新社屋も見てまいりました。巨大な円盤の建物でした。
1.ハイウェイでの工夫
サンフランシスコからアップル、グーグルへと向かうハイウェイ。社員を運ぶ通勤用のバスに何台も遭遇。通勤中、仕事や睡眠できるように配慮しているという。実際、サンフランシスコのダウンタウンを散策している途中、バスストップでアップルやグーグルの社員らしき方も見かけました。
2.スタートアップ企業の最終目的とは?
前述したように、時価総額の1位と2位がシリコンバレーにあります。そして、アカデミックの中心、スタンフォード大学も当然ながら近くに。
多くのIT企業が、この周辺で創業します。これらの企業が継続を目的とはしていません。スタートアップ企業の最終目標は、この二大巨頭他シリコンバレーで成功しているIT企業にM&Aされること。開発した技術をアップルやグーグルに買収されることが彼らスタートアップ企業の最終形です。
3.現代のゴールドラッシュ
たくさんのエンジニアが、かつてゴールドラッシュで金鉱をめざし西へ向かったのと同様に、シリコンバレーへ集まります。物価も年々高くなり、家賃も高い。サンフランシスコ中心部は月額40万円以上からという。こりゃ、住めません。。。
おそらく、アップルやグーグルのような成功しているIT企業のエンジニアが住んでいるのでしょう。ただし、聴くところによると、年収の高い人の代替として、インド人を教育しているという。コストコントロールなのでしょうね。インド人は相対的に年収が低いですから。シリコンバレーの下剋上を垣間見ました。
むすびに ~ イノベーションの環境
スタンフォード大学を核としたシリコンバレーの付加価値集団。なぜ、西海岸なのでしょうか。
ヨーロッパの方々が東から入植。ネイティブのインディアンを追い立てて西へ向かい、たどり着いた西海岸。東にはヨーロッパの歴史がある。西には歴史がない。歴史がないからこそ、イノベーションが起こりやすい環境なのでしょうか。前例がないことが良い。
自動運転のテスラも、革新企業の一つ。来週はテスラの話をしたいと思います。
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