2017/10/15
先輩会員との対談語録
先日、TKC北陸石川県支部で先輩会員との対談を行いました。
感謝の気持ちで、先輩会員語録をまとました。スケールの大きさ、信念の強さを感じた対談でした。
「人生はやり直すことはできない。ただ、見直すことはできる。」
失敗したときのマインドセット。毎日、日記を書いて訓練をしているという。人生を見直すことが出来るのは、毎日を大切に生きる人のみが持つ特権。
「頭の良い人と勉強のできる人は違う。頭の良い人を目指し、実践してきた。」
4人兄弟の二男であり、すき焼きの時は肉をどう分かち食べるかがいつも問題となった。母親は、兄弟にジャンケンをさせて、勝者に肉を切る権利、敗者に肉を取る権利を与えたという。頭の良い母親を見て育ち、勉強のできる人よりも頭の良い人になろうと志し、生きてきた。
「今日から自分で人生を戦いなさい。大学生時代は、自分で戦うための修行と思いなさい。」
東京に上京する大学生になる孫に言った言葉。高校生までは親が代わりに人生を戦ってきた。これからは自分で自立することの大切さを説いた言葉。実際、出張で東京に行くことがあっても孫には会わないという。
「手を離して目を離さず、目を離して心離さず」
事業承継の本質を問うた時の言葉。アメリカンインディアンの子育て四訓を事業承継へ応用したと推察される。子育て四訓とは、乳児は肌を離すな、幼児は肌を離して手を離すな、少年は手を離して目を離すな、青年は目を離して心を離すなというもの。
「男は、苦労や損をすると知ってもなお、覚悟して受けるときがある。その覚悟が男たる矜持だ。」
人生及び経営哲学を問うた時の言葉。男の約束は絶対に死守する。金で体と心を売ってはいけない。信念の大事さを説いた言葉。この言葉を聴いて、背中に電流が走り、不覚にも涙がこぼれてしまった。
「人生で一番大事なことはいい上司に巡りあえることである」
社員教育の本質を問うた時の言葉。残業規制時代、各社員のライフデザインを確立する時代となった。社員の価値観に合わせ、会社は柔軟に対応する。
「会計事務所の信用がすべての中心である」
会計事務所の強みを活かして、コンサルティング会社を成長させてきた。課税庁に対する申告是認が本業。「本業にこだわるな。本業から離れるな」を念頭に経営してきた。
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