2018/04/22
優れたリーダーはみな小心者である。
冒頭に告白をしますと、私は、そんなに気が強くはありません。いや、弱いほうかと思います。本を読み進めていくと、あたかも私に語りかけている感覚に襲われる。
「じーん」と感動しながら、勇気も頂きました。
今、私の所属する会社は40名超の規模であり、個性的である社員の成長を助けながら、更なる事業発展を意図しています。著者は元ブリジストンCEOで社員14万人を抱えていました。14万人ですよ!
規模が違うから参考にならないかと言えば、そんなことはありません。経営者のマインドセットを学べます。会社(同業団体)というものはゲマインシャフト(家族村落など感情的な結びつきを基盤とした集団)ではなく、ゲゼルシャフト(目的達成のために作為的に作り上げた集団)であると。部下(会員)に対する好き嫌いの感情は捨てて、経営の合目的的であることに徹し、すべての部下(会員)を活かす。これがリーダーシップだ!と。
きたー。久方ぶりに背中に電流が走りました。人格者である必要もない。合目的的でいけと。また、原理原則を死守し、リーダーは恰好つけるな!と。どんどん私の飢えた精神に沁みわたってきます。心底、欲しかった言葉が連発され、読書中、気を失うほどの強烈な多幸感がありました。読後、小心者でも経営できる。否、臆病さは美徳であると教示頂きました。
この記事へのコメントを書く