2018/08/12
大余暇時代における自己研鑚について
はじめに
日本では不幸な事件が起きると、過敏に反応し、法律を大きく変える傾向にあります。その一例が働き方改革。残業規制、有給休暇消化の義務化。社員の余暇時間が増加していくなか、昇給を前提に生産性を向上させるにはどうすれば良いか。多くの経営者が考えていることと推察しています。
職場の今昔物語
残業規制のない時代は、職場で過ごす時間が多かった。仕事が終わっても先輩と会食しておりました。職場がまさに自己修練の場所でした。相撲取りの職場が土俵のように、私も職場で多くのことを学びました。
翻って、現在。残業規制があり、会社にはいることができない。強制的に帰宅しなければなりません。私の時代にはアップル社はパソコンを製造しており、スマートフォンの存在もない。まだ牧歌的な時代でした。
聴けば、若者の多くはスマートフォン依存。余暇時間の多くをスマートフォンで過ごすとすれば、個人の資質の向上は決してなく、会社ひいては国力も失われていくものと危惧しています。
学習の習慣化
日本国家で経営していく以上、経営力を高めていくには、社員の余暇時間を学習に充てるほか道はないと私は思っています。私は、会計事務所経営をしておりますので、税理士や社労士の資格を強く推奨していきます。
どうしても学習の習慣化が出来ないとなれば、少なくとも運動を推奨したい。ゴルフ・登山など。運動を通して、精神も健全化するからです。お願いですから、パチンコなどのギャンブルなどは控えてほしい。人相も悪くなってくると私見ながら思います。
昇給・昇格の評価基準
当社では、チャレンジシートというシートで、1年間の目標を立案しています。予算や職務拡大のほか、自己研鑚についても目標があり、この点についても、会社は評価しています。予算達成や職務の拡大には自身のランクアップが必要だからです。
毎日の学習のルーティン化。私は、毎日朝起きると、日記を書き、計画を立案し、やるべきことを書いて優先順位をつけています。努力することもありません。完全に習慣化、ルーティンとなっています。これからも生産的な習慣を身につけたいと思います。
生徒たちと携わって25年になりますが、学生の過ごし方がずいぶんと変化し、スマホやパソコンと密着なこの昨今だからこそ、私推奨の伝承文化に自信を持って継続していくべきだと思いました。文化庁が伝統芸能、囲碁や将棋の伝統文化も大切だと経費的助成に目を向けてくれているのも、認めていただいていることとうれしく感じております。
その余暇時間についての木村社長のご意見は、全くその通りで、このブログに何度もうなづくばかりで、勉強になりました。