2018/09/23
蜜蜂と遠雷 2018
恩田陸氏の「蜜蜂と遠雷」を完読する。幻冬舎のトップである見城徹氏の著書の中で推薦していたのが読むきっかけとなった。
同書は、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞している。
クラシックの音楽コンクールを舞台にして、「才能とは何か」を常に繰り返し問う。容易に言語化できない音楽。この作品は、あらゆる表現を用いて言語化に成功している。実際にバルトークやラフマニノフといったピアノ協奏曲を聴きながら読むとコンクールの情景が思い浮かぶ。クラシック音楽の凄さに感服しました。
この本はいまだ文庫化されておらず、新刊本は重くて持ち運びに不便。今回は、iBooksでアイフォン片手に完読した。リアルな本とは異なり、暗闇でも読めたりとなかなか便利でした。
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