2020/06/07
MIW 2020
私の読書や映画の見方は、MIW(Most impressive Word)すなわち「最も印象に残った言葉」を味わうこと。
この一言のために、本や映画が存在するという前提で、読書や鑑賞すると、必ずやMIWが現れます。
アル・パチーノ主演の映画「ミッドナイト・ガイズ」を鑑賞していますと、私の眼前にMIWが突如現出しました。
28年振りに出所したアル・パチーノ。
クリストファー・ウォーケン(この演技がまたカッコイイ!)は親友であるアル・パチーノの暗殺を指示されています。
親友同士の葛藤の中、暗殺までのタイムリミットは翌朝10:00。
とまぁ、こんなストーリーです。
その二人の仲間が死んだ際、墓石の前でアル・パチーノが弔辞を送るわけですね。
ここで、MIWが出ました。
「人は二度死ぬという。
一度目はその魂が肉体を離れるとき。
そして、二度目は人々からその者の名が語られなくなった時」
はい、痺れました。
死後、名前が語れることがなくなった時に、二度目の死が訪れる。
誰も墓参りをしなくなったときと同義でしょうか。
このMIWは、誰か大切な方が亡くなったとき、「忘れないよ、ずっと」と言いたい場面で使用することが好例でしょう。
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