2021/06/20
あれかこれかー「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門 2021
野口真人氏の「あれかこれかー『本当の値打ち』を見抜くファイナンス理論入門」を一気に完読する。
冒頭にキルケゴールの「あれか、これかーある人生の断片」の言葉を抜粋している。
「どんな金持ちも、自分自身を選ばねば無である。」
ファイナンス理論では、その時点で如何にお金を貯め、どんなに節約しても価値はない。
自分自身がいかに「お金を稼ぐか」にのみ着目している。
経営資源の「ヒト・モノ・カネ」のヒト(人)に注視している。
会計は逆に「カネ」に重きを置いている。
実際、貸借対照表の資産の部は、現金を筆頭に換金し易い資産から換金し難い順に並んでいる。
本書では繰り返し、自分自身がいかに「お金を稼ぐか」にのみ着目している。
自分自身への投資が先で貯金は後。
ヒトが先でカネは後。
貯蓄をしても自身の価値は高まらない。
学習やネットワーク構築した場合、自身の価値が高まるし、会社の評価も良くなる。
自身以外の他人への価値提供ができる。
お客様からお金を頂ける力を高めることこそ価値がある。
自身の預金残高よりも将来会社に貢献する(会社のキャッシュインフローを増やす)能力を上げる方が価値がある。
貯蓄よりも投資へ。
学習し続ける組織の強さを再確認でき、ファイナンス理論の本質を学べました。
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