2022/07/31
税理士制度80周年・第6次税理士法改正記念式典
過日、日本税理士会連合会の第66回定期総会と「税理士制度80周年・第6次税理士法改正記念式典」をWEBで視聴した。
まさにデジタル化の恩恵を受けた。
中里実東京大学名誉教授・政府税制調査会会長から「税理士制度と財政制度――専門的職業人としての税理士の地位」と題した記念講演も視聴した。
この講演受講後、会員研修を即時に申請した。(税理士は研修義務があります)
昭和17年(1942年)税務代理士法が制定されました。
東条英機内閣の時であり、前年の昭和16年(1941年)真珠湾攻撃(アタック ・オン・パールハーバー)を契機に始まった太平洋戦争の最中です。
昭和26年(1951年)、戦後の民主化の中、申告納税制度の適正な発展に資するため、税務代理士法に代わり、吉田茂内閣の時に税理士法が制定されました。
税理士法が制定から10年。
昭和36年(1961)の第二次税理士法改正にて、国税庁から登録事務が移譲されました。所得倍増計画で知られる池田隼人内閣の時でした。
今、税理士会で登録調査委委員会の委員を拝命しております。
当時11千人の会員が今や8万人にまで増えております。
そして、第三次税理士法改正が昭和55年(1983年)大平正芳内閣の時に、税理士法第一条に「税理士の使命」「独立した公正な立場」という文言が入る歴史的経緯があります。
なお、平成13年(2001年)小泉純一郎内閣の時に第四次税理士法が改正され、税理士法人制度が創設されております。
国家を支える税理士制度が今年80周年を迎えました。
感慨深いものがあります
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