2023/04/02
桜の時機と評価 2023
「久方の 光のどけき 春の日に しず心なく 花の散るらむ」
この百人一首の句は、宴会の挨拶用に暗唱できる句です。
最近、特に挨拶の機会が急増しておりますので、ネタのストックに余念がない今日この頃です。
この句が詠っているように、あっという間に桜は散っていきますね。
さて、桜の花が舞う頃、当グループの中間決算(10月ー3月)がそろそろ集計されます。
同時に、目標管理中間結果報告書の提出が私を当然に含む全員に求められ、4月からの社員の昇給に反映されます。
この報告書を評価するのが実に難しい。
最近、稲垣えみ子氏の「魂の退社ー会社を辞めるということ。」を読み、自身の評価されない苦悶が赤裸々に描写されていた。
蛇足ながら、稲垣氏の「寂しい生活 魂の退社」も物質社会へのアンチテーゼ
として一読に値します。
会社から評価されない。
上司が全然評価してくれない。
朝日新聞社に勤務していた筆者は、日々悶々としていたのだ。
当グループの評価機会は以下の通りだ。
1.中間決算後昇給前(4月)
確定申告の成果も反映。
2.夏季賞与支給前(6月)
3.決算前業績賞与支給前(9月)
目標利益達成を前提に評価。
4.冬季賞与前(11月)
9月決算の結果を受けて、目標管理結果報告書を睨みつつ、人事考課実施。
昇格場合によっては降格人事を行う。
評価の機会は多い。
社員の中には、会社の評価に不満を持つものもいるだろう。
しかしながら、会社は前に進まなければならない。
なんらかの折り合いをつけながら、長期的に継続していくほかないからだ。
稲垣氏の著作を数冊読みながら、考課の難解さを改めて確認した。
社員の苦悩を想定しつつ、今回の評価に挑みたい。
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