2023/04/16
経営者に贈る5つの質問(2)
「われわれのミッションは何ですか?」
言い換えれば、我々の死後、後世に「我々はなにをもって憶えられたいか?」と言い換えることもできるだろう。
ここで大事なことは、金のために妥協してはならないこと。
品位にもとる機会は拒否し、決して魂を売ってはいけない。
使命をど真ん中に据えて、真の顧客は誰かを見極め、顧客の価値、成果を明らかにしていく。
「ミッションは、何を行うべきかとともに、何を行うべきではないかを教える」とドラッカーは繰り返す。
「組織は、世のため人のために良いことを行うことに誇りを持つ」とも再確認している。
われわれ木村経営グループの経営参謀10か条(昭和60年6月制定)の5番目を引用する。
「我々は、関与企業の事業発展を図るのが目的であり、経営者の独善的行動に貴重な時間と労力はつかってはいけない。」とずばり切り込んでいる。
かつて、当グループの創業者もお客様の独善的行動に振り回されて、苦労したものと推察する。
とんでもない要求をするお客様にはかなりの犠牲を承知で断ることも必要だろう。
ミッションとは、予測不能な暗夜にとっては、導きとなる原理、丘の上の灯りだ。
世界が激変しても、その一灯を掲げて、誇りある組織の一員であることが必要なのだ。
組織が誇りをもって進める使命を再定義したい。
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