2014/09/05
「ツキを呼ぶ魔法の言葉」<264>
「ツキを呼ぶ魔法の言葉」<264>
(9/5)
8月25日、能美市根上総合文化会館で五日市剛さんの講演を聞いてきました。
五日市さんは、1964年、岩手県二戸市生まれ。
工学博士で、大手企業で新規事業および研究開発に従事し、その後自ら会社を興す。
現在、新技術および新規事業の創出に関わっている。
学生時代のイスラエル旅行の体験などを語った講演録「ツキを呼ぶ魔法の言葉」は120万部突破の大ベストセラーとなる。
イスラエルのおばあさんとの対話を著書から引用しますと。
(おばあさん)
五日市さん、運命というのはね、あるのよ。
私達の運命はね、最初からほとんど決まっていたのよ。
僕は、その類の話にはあまり関心がないので、「まぁ、あるかもね」と相づちを打ちました。
つづいて、
(おばあさん)
私、ユダヤ教徒の人間だけど、「生まれ変わり」を信じているの。過去世や来世というのはあると思うわ。
このことについても、あまり関心がなかったので、「うん、あるかもね」
すると、おばあさんは、
(おばあさん)
ツイてる、ツイてないという「ツキ」というのもあるのよ。
と言うので「そりゃあ、あるんだろうね」と答えましたら、
(おばあさん)
そのツキというのはね、簡単に手に入るものなのよ。
「えっ、どうしたら手に入るんですか」
(おばあさん)
ツキを呼び込む魔法の言葉があるのよ。
これさえ唱えていれば、誰でもツキっ放しになるわよ。
「本当?どんな言葉かな。難しい言葉?」と聞くと、
(おばあさん)
すご~く簡単で、単純な言葉よ。
「何、なに?教えて下さいよ」
(おばあさん)
いいわよ。誰でもよく使う言葉なんだけと、二つあってね。一つは「ありがとう」、もう一つは「感謝します」、ねっ、簡単でしょ。
「……月並みな言葉なんですね。どう使い分けするんですか?」
(おばあさん)
もちろん、どんな時でも使っていい言葉だけど。
そぅねぇ、ある状況の時に、これらの言葉を使い分けたら効果的かもね。
「ありがとう」という言葉は、何か嫌なことがあった時に使ったらどうかな。
例えば、朝寝坊しちゃって、「わぁ~学校に遅刻する!」とか、「会社に遅れる!」なんて時、イライラするでしょ。
そんな時、「イライラさせていただきありがとう」と言うの。
車を運転中、事故っちゃった、そんな時も「ありがとう」。
五日市さん、あなたの親が亡くなっても、歯をくいしばって「ありがとう」と言うのよ。
どうしてかと言うとね。イヤな事が起こるとイヤな事を考えるでしょう。
そうするとね、またイヤな事が起こるの。
不幸は重なるというけど、それは、間違いなくこの世の法則なのよ。
だけど、そこで「ありがとう」と言うとね、その不幸の鎖が断ち切れちゃうのよ。
それだけではなく、逆に良いことが起こっちゃうの。
「災い転じて福となす」という言葉があるでしょう。
どんな不幸と思われる現象も、幸せと感じる状況に変えてくれる。
絶対にね。だから、「ありがとう」という言葉はね、魔法の言葉なのよ……。
漢字で書くと「有難う」、難があると書くから不思議ですね。
そるから、もう一つの「感謝します」という言葉については、おばあさんは次のように言いました。
(おばあさん)
そうねぇ、何か良いことがあったら、「感謝します」と言ってみてはどうかな。
例えば、明日、待ちに待った運動会。晴れてほしいなぁ~と思っていて、実際に晴れたら「感謝します。」
そうそう、この言葉はとても便利でね。
たとえ、まだ起こっていない未来のことでも、「明日、晴れました!晴れさせて頂き、感謝します」とか、「一週間後、○○に合格させて頂き、感謝します」とイメージしながら言い切っちゃうと、本当にそうなってしまうのよ。
何の疑いも不安も心配もなく、力まずに自然とそう思い込めればね。
そういえば、イスラエルのおばあさんは、かなり大事なことを言っていました。
絶対、言ってはいけない言葉があるらしいのですね。
これだけは言っては駄目!という言葉。
(おばあさん)
五日市さん、言ってはいけない言葉があるのよ。
言っちゃうと、ツキがぶっ飛んじゃうの。
「へぇ~、どんな言葉なんです?」
(おばあさん)
まずはね、汚い言葉。
「てめ~」とか「死んじまえ」とか、「バカヤロー」、「クソッタレ一」とかね。
そういう汚い言葉を平気で使う人というのはね。
そういう人生を歩むのよ。
だからきれいな言葉を使いなさい。
(おばあさん)
それからね、絶対に人の悪口を言っちゃダメよ、絶対ダメ。
あなたが自分の部屋にポツンといる時でさえも、人の悪口を言っちゃダメ。
それに、人を怒ってもツキは逃げて行っちゃうわ。
怒れば怒るほど、あなたがせっかく積み重ねたツキがどんどんなくなっていくのよ。
だから、ネガティブな言葉を使っちゃダメ。分かった?
どんな言葉にもね、魂があるの。本当よ。
だから、ねっ。
きれいな言葉だけを使いましょ。
五日市先生は講演の中で「幸福の条件」を三つ挙げられた。
一、人との交わりを大切にすること。
二、親切心と感謝心を常に持つこと。
三、いまここに集中すること。
写真……8/22鞍月パーク
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