2014/12/05
「第四回中日韓囲碁親善交流訪問団」<273>
「第四回中日韓囲碁親善交流訪問団」<273>
(12/5)
「金沢国際囲碁交流協会」は平成6年8月に設立以来、本年で設立20周年を迎えた。
私は平成24年5月に理事を拝命している。
これまで、日中で12回、日韓で4回、日台で2回、日越(ベトナム)で2回、日米(ハワイ)、オーストリア、チェコ、シンガポール、ベルギーで各1回、
協会設立前の平成4年に初めて蘇州市を訪れてからの交流は30回を数えている。
そして日中韓3姉妹都市囲碁交流は今回で第4回を数える。
現在、金沢市の姉妹都市はバッファロー(アメリカ)、イルクーツク(ロシア)、全州(ジョンジュ韓国)、ゲント(ドイツ)、蘇州(そしゅう中国)、ポルト・アレグレ(ブラジル)、ナンシー(フランス)の7都市です。
当社、木村経営のすぐ近く駅西新町3丁目に「金沢市姉妹都市公園」があります。
7都市を紹介した造作コーナーがあり見ごたえある公園です。
一度は散策して見てください。
さて、私は「第四回中日韓囲碁事業」に初めて参加させていただきました。
石心主宰の佃優子師範の勧めと神野正昭協会理事長のお世話もあり、随行者として申し込んでありました。
ところが、直前の案内書を見てびっくり、なんと10名の選手の一人にエントリーされているではないか。
びっくりしたが後の祭り、腹をくくって参加させていただく。
参加メンバー(敬称略)
1、中島史雄5段(団長)
2、神野正昭7段(副団長)
3、越仲 稔7段
4、吉村唯之6段
5、高見太郎5段
6、藤田寛治5段
7、石崎孝彦5段
8、木村光雄4段
9、坂野誠昭3段
10、川上信幸(秘書長)3段
21日…13:30小松空港から上海浦東空港へ。
到着後にバスで蘇州市へ移動。
夜に「パンパシフィックホテル蘇州」で「蘇州市人民対外友好協会」、「蘇州体育局」、「蘇州市碁類協会」よりの歓迎会。
歓迎会を中座して大連工業大学の王薇教授と会食する。
前もって訪中のメールをしておいたら、面談することになったもの。
2007年4月に大連工業大学・余学長の通訳で金沢に来られた折りにお会いして以来7年半ぶりである。
私が大連工業大学の客員教授に就任した平成16年1月から10年経っている。
中国での定年は女性は55歳、男性は60歳だそうで、王さんは娘さんの居る深川でビジネスをはじめたいとのことだった。私には力不足なので、心あたりの人を紹介することとした。
22日午前…大阪府池田市と対戦。
池田市は蘇州市と姉妹都市の関係で参加。
金沢市と池田市は初顔合わせ。
私の相手は有光弘和5段。
駄目づまりで形が崩れ10目半負け。
試合ルールは、手合いの段差は考慮せずハンディなしの互戦、持ち時間は1時間で切れ負けとなる。
また、判定は中国でいう「裁判長」が「中国方式」で数える。
池田市の山本英利3段は税理士で、親しくお話しさせていただいた。
先生は世界一周クルーズをして、豊かな余生を楽しんでおられる。
22日午後…蘇州にある重元寺(湖上にある観音閣)を観光し張家港へ移動。
張家港での宴席では、隣席の徐益明5段(囲碁学校の先生)と筆談をしたが、けっこう通じた。
23日午前…韓国全州市と対戦。相手は高善淑4段(女性)。前半は有利にすすんだ積もりが中盤に猛攻を受けて責め合い崩れとなり、中押し負け。
23日午後…張家港から昆山の大唐自然園へ移動し対戦。
昆山市のお相手は、陳工斌3段。
私の大模様に対してじわりと迫られて最後は見損じで中押し負け。
対戦後に分かったのは、陳さんは昆山市碁棋協会主席(会長)だった。
金沢市チームは優勝した昆山市には負けたが、池田市と全州に勝ち準優勝だった。
中国での5段は、日本の7段~8段だという。
いづれにしても、今回の中国での囲碁交流は貴重な体験となった。
この体験を励みに囲碁を楽しみながらも少しは棋力アップしたいと思う。
交流した方に「加賀友禅」のハンカチを差し上げたら喜ばれた。
滞在中に同部屋だった元北国アマ名人の越仲稔さんとは気が合い、楽しく過ごさせていただいたことに感謝します。
また、23日の深夜、二人でメンバーが無くしたカバンを昆山自然園の中を探しまくったのは思い出になることでしょう。
第五回日韓中姉妹都市囲碁交流会は二年後2016年に金沢市で開催される。
写真…北国ジャンボ囲碁団体戦(金沢GOGO倶楽部から参加)の会場・金沢勤労者プラザの紅葉(11/30)
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