2015/02/25
「フード・アナリスト」<281>
「フード・アナリスト」<281>
(2/25)
19日に北國新聞赤羽ホールで「北國総研ビジネス懇話会」の例会に出席した。
北陸税理士会も会員とのことで、紅谷県連会長に会った。
講師は1級フードアナリストの雅珠香(あすか)氏。
演題は、「フードアナリスト的味覚の話と人気店の秘密~おいしいとは何か~」。
通称「あすかりん」(本名:長坂雅珠香、穴水出身、金沢在住)は、SSI認定利き酒師、日本箸教育講師、2007年度「北國フォトクイーン」、日本の食文化大使「食のなでしこ2013」準グランプリ、能登ふぐPR大使初代「のと福来むすめ」。
経歴…石川県立大学食品科学科卒業、北陸製菓で7年半の商品開発を経験、28歳でアナリストとして独立して4年。
食べ歩きは年間600軒。
以下、講演のキーワードを列挙します。
〇、北陸新幹線は金沢の食文化の強みを発揮する。
〇、飲食店の数(2/19現在)石川県 8,155店(うち金沢 4,516店)。
〇、最近の傾向…店主30代前後、有名店で修行しUターン、キャパ小さい(カウンター8席多い)、価格手頃。
〇、金沢は「おでん」種類日本一…源助大根、金沢春菊、車麩、玉子焼きなど。
〇、のどぐろ…錦織選手が大好き。
〇、フードアナリストの資格は、9年前にできた。
現在の資格者は13,000名で、うち1級は100名で雅珠香氏のように職業にしているのは数名。
〇、あすか氏の食べても太らない健康法…体重を日に3回測る、ウエストひねりを日に500回、酒粕スープを飲む。
〇、「美食」とは料理を賞味する美の追求行為。
〇、購買をそそるコツ。
いまだけ(期間限定)。
これだけ(数量限定)。
ここだけ(場所限定)。
〇、食事中してはいけない会話…政治、宗教、スポーツ。
〇、五味…甘味、酸味、塩味、苦味、旨味(UMAMI)。
他に、辛味、渋味、炭酸味、カルシウム味。
〇、五覚…味覚、視覚、嗅覚、聴覚、触覚。
〇、世界での食べ方…箸30%、ナイフ・フォーク30%、手食40%。
〇、客単価は欲求レベルにより決まる。
飲食店のブランドは、「店主の磨かれた個性」。
外食は一番身近なレジャーである。
写真…梅(2/14奈良薬師寺)
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