2015/04/25
「戦後70年、地域活性化で日本の再生を」<287>
「戦後70年、地域活性化で日本の再生を」<287>
(4/25)
全国44経済同友会が共催する第28回全国経済同友会セミナーは16日~17日の二日間、過去最多となる1,355人が出席し金沢市を会場に開催された。
私もスタッフジャンパーを着て誘導グループ第4分科会担当で運営協力した。
人口減少問題の克服や地域社会の持続的な成長に経済人が果たすべき役割などを議論し、地方創生の牽引役となる地域の文化にさらに磨きをかけることを確認した。
表題を総合テーマに、初日は近藤誠一前文化庁長官が「21世紀 日本の再生、世界への貢献と地方の役割」と題して基調講演した。
また、四つの分科会が開かれた。
第1分科会…「地域社会の持続的な成長に向けて」⇒人材の質高め生産性を向上。
第2分科会…「生率UP・日本の次代の担い手をどう育むか」⇒子育て世代が夢持つ環境を。
第3分科会…「日本を訪れる外国人旅行者を増やそう」⇒地元が好きが地域活性化の切り札。
第4分科会…「日本の精神性・匠に学ぶものづくり」⇒強みを伸ばし競争力高める。
懇親パーティでは藩政期、加賀藩前田家の慶事の際に行われたと伝えられる「盆正月」にちなんだ華やかな雰囲気に包まれた。
全国セミナー会期中は、金沢や能登、加賀などを巡る9コースが用意され300名が参加した。
金沢城公園や玉泉院丸庭園には60人が散策した。
県内では大型のイベントが開催され、今年度は37万人が見込まれている。
二日目の17日は、4分科会の報告のあと長谷川代表幹事が総括した。
氏は人口減少に伴い、企業の生産性向上が不可避だと指摘し、「日本は人材資源をフルに活用して経済成長しないと生き残れない」と述べた。
特別講演は「金沢の不思議」と題して作家の村松友視氏が講演した。
金沢の魅力について、「影笛」を紹介しながら「歴史が今に息づき、虚実が絡み合って、どこまでフィクションか分からない魅力がある豊穣な街だ」と語った。
次回は岡山で開催される。
写真…桜(4/22鞍月パーク)
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