2015/09/15
「良い医師の選び方」<301>
4月に来訪の野口哲英氏からいただいた著書「医者いらず金いらず」の中に表題の記述があった。
この著書は(株)日本医療経営研究所の野口哲英代表取締役が著者で聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏が監修している。
「良い医師の選び方」
1、遠慮せず何でも聞ける自分に合った相性の良い医師。
2、コンピュータの画面ばかり見ないで、正面切って人の目を見て話をする医師。
3、すぐ検査や薬漬けにしないで患者を人間としての尊厳をもって誠実に診る医師。
4、話し上手よりも聞き上手の医師。
5、薬や治療法を定期的に見直す医師。
6、病院で担当医師が年中変わるところは避ける。
7、マスコミやホームページなどで派手なパフォーマンスをする医師は避ける。
8、一応の検査をしてすぐ入院とか、手術をせまる医師を避ける。(ドクターハラスメント)
9、医師や病院に疑問を持ったらセカンドオピニオン(他の医療機関や他の医師の意見)を求めよう。
診療記録や画像検査データ付きの紹介状を書いてもらう。
10、健康保険で認められた医療のみでは治療に限界があり、絶対的とは言えない。
ガンや生活習慣病に対しては、代替医療の可能性を否定しない医師を選ぶ。
11、ガンなど現代の西洋医学が万全の治療法ではないことを認める医師、例えば患者がサプリメントや代替医療など、他の治療法を受けていることを医師に告げても、はなから否定せず検査などを行って数値が改善しているか否かアドバイスしてくれる医師。
12、治療が難しくすぐ治らない病気に対して、世界で行われている最新医療の知識を持っている医師。
13、総合診療ができるかかりつけ医師を持とう。
14、医師の肩書き(教授、准教授、講師)や出身大学にとらわれず、人間性で判断する。
15、病医院の清潔度はトイレを見れば分かる。絵や花が飾ってあれば気配りが感じられる。
この内容は野口氏の体験や見聞に裏付けられているようだ。
良い医師とは患者の身体と心理の両面に配慮して最善の手段を尽くす技術と人間力を兼ね備えた先生だと思う。
写真…越中八尾にて
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