2016/01/05
「2016年は参議院選挙の年」<312>
明けましておめでとうございます。
私は昨年に年男を迎え、今年は干支(えと)の周期が七周目に入ります。
2016年の干支(えと)は「申年(さる)」です。
申をさると読むのは、干支を分かりやすくするため動物をあてはめたからなんですね。
「干支(えと)」は「十二支(じゅうにし)」という言い方もしますが、全く別ものです。
本来の干支は、「十二支」(ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い)と「十干(じっかん)」を組み合わせたもの。
「十干」とは10で一周する周期のことで、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」をいう。
十干の10×十二支の12=干支の60になり、干支は60で一回りとなる。
「還暦」は暦が還るの意味で干支が一周して戻る60歳を指すのですね。
2016年の正しい干支は、十干が「丙(ひのえ)」、十二支が「申(さる)」なので、「丙申(ひのえ・さる)」となる。
干支の組み合わせには五行(木、火、土、金、水)という考え方があり、丙は「火」の性質、申は「金」の性質とされる。
火は金を溶かすから、丙が申に勝つ。
この意味から「相剋」で、順調ではないと言われる。
もうひとつの意味に、丙は「明らか」で樹木の成長に例えられて十干の三番目で丙は形が明らかになってくる頃となる。
なので、「ちょっと成長して形が明らかになる」んですね。
申は「呻く(うめく)」の意味で、これも樹木の成長に例えられ、申の呻くは「果実が成熟していって、固まって行く状態」を表している。
その答えは歴史が教えてくれます。
前回の丙申は60年前です。
1956年(昭和31年)…
神武景気と言われた時期で、戦前の経済水準を超えるまでに回復して、「もはや戦後ではない」と経済白書に書かれ、国際的には国際連合に加盟しました。
石原裕次郎のデビューやエルビス・プレスリーの活躍した年でもあります。
2016年は、まだ完熟する年ではなく形がはっきりする、固まって行くという成長段階です。
「頑張ってきた人の努力が形になっていく年」です。
2016年の大きな行事は
1、リオデジャネイロオリンピック(8月)
2、三重県伊勢志摩でG8サミット(5月)
3、参議院議員選挙(7月)
4、アメリカ大統領選挙(11月)
私個人としては7月の参議院議員選挙に向けて、後援会活動に時間を割くことになりそうです。
昨年6月の改正公職選挙法の成立で選挙人が20歳以上から18歳以上に若返える初の選挙でもあります。
被選挙権(立候補)年令は衆議院議員や自治体議員は満25歳以上、参議院議員や知事は満30歳以上と変わらず。
(なぜ5歳の開きがあるのか不思議)
選挙人は世界191の国・地域の9割り近くが既に18歳以上になっていますから日本はようやくという感じですね。。
お正月は四月並みの暖かな天候に恵まれましたが、本年が皆さまにとり平穏な年になるよう祈っております。
写真…懐石料理店前の門松(1/3)
干支と十二支の違いと深い意味が勉強になりました。
今年の丙申は、私も期待感一杯なのです。
時代の流れが早い昨今、「10年後は予想もつかない」そうですが、中東やトルコ国境付近、北挑戦の緊迫した国々のニュースを見て、60年後の丙申が心配でなりません。「生きていないから心配しても仕方ない」と言ってしまうと破壊に進んでいくと思うからです。