2017/10/15
「サルコペニア」<376>
昨年の12月、喋りの滑舌が気になり、近くのクリニックに診てもらったことがある。
先生の診断は、「サルコペニア」という症状。
改善には舌で頬っぺたを中から押し合て、それを外から指で押し返したり、ベロを前に突き出す動作が良いとのこと。
また、ウォーキングやカラオケも有効と。
「サルコペニア」とは骨格筋・筋肉(Sarco)が減少(penia)している意味のギリシャ語。
加齢に伴う筋肉量の低下、つまり老年症候群のひとつである。
それも高齢になると加速度的に低下するという。
筋肉量は30歳ごろがピークであり、その後は加齢とともに低下する。
70歳以下では13%~24%、80歳以上では50%がサルコペニアが認められるとの報告がある。
「加齢による原発性サルコペニア」の場合、筋力トレーニングが最も有効。
アミノ酸やビタミンDの摂取もお勧め。
「二次性サルコペニア」
1、活動に関連(廃用,無重力)
2、栄養に関連(エネルギー摂取不足,飢餓)
3、疾患に関連(侵襲,悪液質,神経筋症患など。
[若林秀隆医師の寄稿の中から引用]
先月9月末に人間ドックを受けた際に、「筋肉と脂肪のバランス」、「補給エネルギーと消費エネルギーのバランス」の大切さについて指導を受けた。
加齢とともに、油脂を上手に取り入れたり、総合栄養剤を摂取するのも良いようだ。
四肢体幹の筋肉量が低下すれば転倒の危険性や寝たきりとなる可能性があり、そのことから病変になるから注意が必要だ。
写真…コスモス(10/7高靹神社<タカトモジンジヤ>付近)
この記事へのコメントを書く