2018/02/15
「記録的な大雪」<388>
石川県内で1月12日から降り続いた大雪は2月7日の深夜、金沢市で最大積雪87センチを観測し、平成で最大の2001年(平成13年)の88センチにあと1センチと迫った。
今冬の大雪は、石川県が雪国であることを改めて思い起こさせた。
大きな被害を出したことで知られるのは、1963年(昭和38年)1月の「38豪雪」だ。
雪は1月10日から17日間、降り続き、金沢市の最大積雪は金沢地方気象台が観測を始めて以来、最大の181センチを記録した。
死者24人、行方不明者1人、重軽傷者151人の被害を出した。
鉄道の復旧には40日間を要した。
私はこのとき、現在のニッコー(白山市)に勤務していたが、連日除雪に追われた。
道路の除雪は降り積もる雪が重なってむずかしく、2階から出入りしていた。
会社では資材課の人が金沢市の長町工場から原料を白山市まで歩いて運んでいた。
その後の豪雪では、「56豪雪」(1981年)や、「61豪雪」(86年)が語り継がれている。
2001年の「平成13年大雪」では、死者は5人に上った。
今冬の大雪では1月中旬に除雪中に2人が亡くなり、重軽傷は49人となった。
とくに、お隣の福井県では7日には積雪が140センチ超に達し、昭和56年豪雪を超える37年ぶりの豪雪になっている。
JR北陸線は2日間全面運休したが、北陸新幹線は一部の運休だけで通常運転を貫き、温水パネル融雪装置が目を引いた。
「56豪雪」のときに、北陸税理士会は確定申告の申告期限延長を国税当局に要望したが実現しなかったと記憶している。
大雪も山を越したと思ったら11日の夜から上空5000メールに氷点下36度以下の寒気団が流れ込んでいる。
11日には、金沢市は7年ぶりに「一斉除雪協力デー」を実施したが、私も風邪のなか除雪したが自然の猛威に人力は非力だ。
写真…「北陸朱鷺の会」で:ANAクラウンプラザホテル金沢・日本料理店「雲海」の庭園(2/4)
この記事へのコメントを書く