2018/06/25
「第43期碁聖戦第1局」<401>
2月に国民栄誉賞を受賞した井山裕太七冠(29)に許家元七段(20)が挑戦した碁聖戦。
結果は中盤から終盤に差し掛かったところで、許七段が中央の一団を包囲した後、コウに勝ち大きな石を取って中押し勝ちを収めた。
23日に前夜祭が行われたが協賛会社を代表して挨拶させていただく。
「この度、第43期碁聖戦の第1戦が金沢で行われることは地元の囲碁ファンにとりましてこの上ない喜びであります。
井山七冠におかれましては、国民栄誉賞の受賞誠におめでとうございました。
また許家元七段には挑戦者としてようこそ金沢にお越しくださいました。
先週、許先生が良く行かれていた台北の棋聖模範棋院を訪れ交流して参りました。
縁を感じます。
金沢は囲碁ゆかりの地でもあります。
織田信長から名人と称えられた初代本因坊算砂が加賀藩(前田利常藩主)の求めに応じて1615年から2年間金沢で過ごしており、1617年に本多町に本行寺を創建しております。
むすびにあたり、両先生のご健闘を祈念し挨拶といたします。」
今回、碁盤を提供した関係で光栄にも対局開始時に立ち合い席に座らせていただいた。
立合人は金沢出身の本田邦久九段。
「日本棋院YouTube」にも写っていた。
記録として来られた石川県出身の田尻悠人四段に久し振りにお会いした。
今年の大河ドラマ「西郷どん」や前年の「おんな城主直虎」で囲碁のシーンを指導されている。
大盤解説会は中根直行九段と佃優子アマ六段が担当された。
山城宏日本棋院副理事長にも初めてお目にかかり親しく歓談させていただく。
「魚半」の打ち上げ会では井山七冠の隣り合わせになり楽しいひとときを過ごした。
また来年の碁聖戦でお目にかかりたい。
写真…碁聖戦の北國新聞記事。
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