2019/08/05
「NPO 法人 北陸HACCPシステム研究会」<441>
7月18日に表記法人の令和元年度通常総会が株式会社アルプ総合センターで開催され出席した。
本研究会は、産官学連携を基盤に、HACCP(ハサップ)を中心とした食の安全・安心に関して、会員相互の情報交換や関連諸団体との交流を通してHACCPシステムによる食品の衛生管理の普及に努め、健康福祉の増進に寄与するのが目的である。
そのために研究会の活動を充実させるため講演会を開催してから25年が経つ。
HACCP (ハサップ)とは、1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品の衛生管理方式。
「Hazard AnaIysis CriticaI ControI Point」の頭文字で「危害分析重要管理点」と訳される
理事長は金沢学院大学の矢野俊博教授。
会員数は38名。
総会出席者15名、委任状14名の29名。
総会の議事録署名人に私ほか二名が指名された。
承認された活動計画の内容。
2018年6月に食品衛生法が大幅に改正されて、HACCPが制度化する。
公示を経て1~3年で施行される。
改正の背景には、食品プラスチック廃棄物の地球汚染や生態系破壊が国際的な問題になっているのも要因である。
ストローをプラスチックから紙にする試みもある。
この制度では事業者の規模により、Codex委員会のHACCPに従って実行する事業者とHACCP
の考え方を取り入れる事業者に大別されている。
これらのことを鑑みて、HACCP ならびに食の安全と安心を取り巻く状況や課題について、正確かつ有益な情報の発信し研鑽する。
総会での全議案承認後、
活動報告として、「品質管理の取り組みと今後に向けて」と題して、株式会社北星の餅加工課マネージャー盛山幸佑氏が発表。
餅の加工工程中に金属探知機を使用して金属の混入がないか確認している。
記念講演は、「HACCP の制度化と今後」と題して当理事長で金沢学院大学、人間健康学部、健康栄養学科、食品衛生学研究室の矢野俊博教授が講演された。
HACCP の基本は
5Sは整理、整頓、清掃、清潔、躾(習慣)で、その上に、一般的衛生管理プログラムがある。
また、食品衛生は手洗いに始まり手洗いに終わる。
何事も基本が大切だ。
終了後、懇親会があり、総会議長を務めた当研究会専務理事で株式会社五郎島農園社長の内藤保英氏と久しぶりに懇談し、中締めに最年長の私が指名され閉会した。
写真・・・1~2枚目、第44期碁聖戦前夜祭で協賛社を代表して挨拶(7/27朝刊)。3枚目、北國新聞会館での対局立ち会い人写真記事(7/27夕刊)。
日本棋院ユーチューブにも第3局が収録。
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