2019/11/05
「礼儀正しさこそ最強の生存戦略である。(シンク・シビリティ)」<450>
当社の木村岳二代表から、表題のビジネス書を紹介された。
著者は日本人では無く、なんとアメリカ人のクリスティーン・ポラスであることにびっくりした。
なぜ、一流のエリートほど不機嫌にならないのか?
ビジネスに効く!
人間関係も良くなる!
「職場の無礼さ」を20年にわたり研究し「礼節の科学」に集大成した著書が全米で話題になり、日本に初上陸した。
著者のクリスティーン・ポラスの気付きと考え方に学ぼう。
・皆を不幸にする無礼な上司
・無礼な職場では、半分がわざと手を抜く。
・礼節は自分も人も幸せにする。
・礼節によってなりたい人間になる。
○、無礼な言動とは。
1、部下を人前であざける、軽く扱う。
2、部下の仕事ぶりを常に過小評価し、自分の組織の中での地位は低いと思い込ませる。
3、部下を心が傷つくほどひどくからかう。
4、成功した時の手柄は自分のものにするが、何か問題が生じた時には他人のせいにする。
○、礼節が悪化し続ける本当の理由とは、無知が人を無礼にすることである。
○、無礼な人がもたらす5つの費用。
1、無礼な人は同僚の健康を害する。
2、無礼な人は会社に損害をもたらす。
3、無礼な人はまわりの思考能力を下げる。
4、無礼な人はまわりの認知能力を下げる。
5、無礼な人はまわりを攻撃的にする。
○、礼節がもたらすメリット。
「個人編」
1、仕事が得やすい。
2、幅広い人脈が築ける。
3、出世の可能性が高まる。
「組織編」
1、礼節のある上司のチームは高い業績をあげる。
2、礼節ある経営者は従業員に安心感を与える。
○、無礼は無礼を生み、礼節は礼節を生む。
実力ある無礼な人への対処法・・・職場環境から「無礼さのウイルス」を排除する。
○、自分を大切にすることも必要。
運動、睡眠、栄養を十分に取ることで態度は改善され、他者との関係もより良いものになる。
○、礼節ある人が守る3つの原則。
1、礼節ある人は笑顔を絶やさない。
2、礼節ある人は相手を尊重する。
3、礼節ある人は人の話に耳を傾ける。
○、ワンランク上の礼節を身に付けるための5つの心得。
1、与える人になる。
2、成果を共有する。
3、褒め上手な人になる。
4、フィードバック上手になる。
5、意義を共有する。
○、会議中にスマートフォンをチェックする。
誰かと会って話をする時は、ノートパソコンやスマートフォンは脇に置こう。
目の前にいる人との話を最優先している姿勢を示そう。
古いやり方に戻り、会議中のメモも紙とペンで取るようにする。
そうすると、相手の言うことを忘れないようにしたいという気持ちが伝わり、相手を尊重していることも伝わる。
尊重されるのは誰にとっても嬉しいことである。
○、その社員がいかに優秀でも、態度が悪ければ手加減してはいけない。
また、顧客や供給業者など、社外の人間が社員に無礼な態度を取ることも許してはいけない。
自分をどういう人間にするのか、私たちはそれを選ぶことができる。
良くなろうと決意すればいつでもできるのだ。
写真・・・著書「シンク・シビリティ」。
この記事へのコメントを書く