2020/02/15
「新型コロナウイルス」<460>
13日現在、中国政府は新型コロナウイルスによる新型肺炎で死者が1,367人に達し、感染者は59,804,人に上ったと発表した。
1日当たりの死者が200人を超え、感染者の増加が1万人を上回る事態だ。
日本国内でも13日現在、感染者は251人に上り、うち神奈川県に住む80歳代の女性が死亡している。
過去に世界的な伝染病は、2002~03年に中国北京から広がり感染者8,096人中774人が死亡した重症急性呼吸器症候群(SARS)。
もう一つは、2012年に流行し感染者2,494人中858人が死亡した中東呼吸器症候群(MERS)だ。
新型コロナウイルスは、患者は全員肺炎になり、多くは発熱し、4分の3で咳、半数以上で呼吸困難の症状がみられる一方で、鼻水やくしゃみ、のどの痛みは少ないという「重要な違い」があるという。
感染力は患者一人当たり2.6人に感染させると推計され、毎年流行するインフルエンザと同様だ。
石川県内では喉の痛みや発熱、全身のだるさが特徴の「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)」が流行している。
症状が新型肺炎に類似しており、体が変調がみられたら速やかに受診されたい。
処置すれば通常3~5日で熱が下がり、1週間程度で治る。
県は5日に警報を発令した。
溶連菌自体は常在菌で恐れる必要はないが、第5週で県内29カ所の定点で270人の患者が報告されている。
現時点では新型肺炎よりも感染が広がる可能性が大きく留意する必要がある。
溶連菌は飛沫や接触が主な感染経路で、予防には新型肺炎と同じく手洗い、うがい、マスクの着用が有効となる。
8日に「第2回じみん塾」が開催され聴講した。
橋本聖子五輪担当大臣と馳浩元文科大臣のトーク
を興味深く拝聴する。
その中にも新型コロナウイルスの話題が出ていた。
あと5カ月後に迫ったオリパラ大会に備え、感染症対策連絡会議を設置したとのこと。
感染症や自然災害などで多くの人が亡くなる度にやりきれない気持ちになる。
一日も早い終息を祈るばかりである。
写真・・・第2回じみん塾で橋本聖子五輪担当大臣と馳浩元文科大臣。(2/8)
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