2020/02/25
「日本海国際交流センターの通常総会」<461>
2/18にNPQ法人日本海国際交流センターの第19回通常総会が日航ホテルで開催された。
理事長は古賀克己氏で、2000年のセンター設立以降、草の根レベルの国際交流に取り組み、とりわけ中国・大連市の多くの方々と交流を重ね、日本語教師の金沢研修をはじめ、数々の教育文化交流や経済交流を実らせている。
今まで184回、大連に訪問されている。
大連出身の留学生との出会いをきっかけに交流をスタートさせ、趙亜平・元大連大学学長と築いた友情と信頼関係によって、その後の産官学にわたる交流を実現した。
大連は中国東北地区の玄関口で国際空港や大連港を有し人口は600万人。
日系企業約4,300社が進出するなど日本との結びつきが強い。
通常総会では、私も監事を設立以来つとめていて監査報告した。
記念講話では古賀理事長が「私の中国観」と題して講演された。
・平成30年に日中平和友好条約が40周年を迎えた。
・中国の経済GDPは2010年に日本に並んで世界第2位になり、近い将来にはアメリカを抜き世界一になるかも知れない。
・習近平国家主席はその著書で国家・社会・公民(国民)について考え方を語っている。
人類は運命共同体で、争えば公民が苦しむ。
軍事大国・覇権主義は目指さない。
資本主義は行き詰まっている。
社会主義も「特色ある社会」を目指す。
・民主化は必ず達成し、中国らしい民主化を実現する。
・国民党など野党八党は存在しており、あと4~5年で普通選挙と二大政党時代を迎えるだろう。
・政治腐敗を徹底的に排除していて、黒塗りの車は無くなった。
・剰余金は貧困世帯の援助へ。
講演後、大連工業大学外国語学院院長の劉愛君教授の「人あり情あり平和あり~中国人通訳が見た大連・金沢交流20年~」の出版祝賀会が予定されていたが、新型コロナウイルスの流行で劉教授の出国が困難となり中止された。
写真・・・日本海国際交流センター通常総会で古賀理事長の講話(2/18)、15年目の「七人の侍の会」で訪れた岡山・後楽園の丹頂鶴(2/22~23)。
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