2020/04/25
「新型コロナがもたらす変化」<467>
22日現在、新型コロナは米国で感染者82万5千人、死亡者4万5千人をはじめ世界的な被害をもたらしている。
日本でも感染者1万2千人、死亡者308人が確認されている。
終息の目処が立たない中、人の移動制限や三密回避により経済が縮小され中小企業は苦しんでいる。
そんな中、政府はピンチをチャンスにする発想で、あらゆる分野でITを積極的に活用しながら真に強い社会を構築するため、IT総合戦略本部を開き「デジタル強靭化戦略」を策定する方針を打ち出した。
行政手続きのオンライン化の徹底や前倒し。
民間分野でも紙や印鑑を前提とする仕事の進め方を変えるための制度面での見直し。
各地の病院の医療提供体制を集約し確認できるスマートフォンアプリの開発。
遠隔教育やオンライン診療の加速。
これらの施策が閉塞している経済を少しでも改善されることを願う。
石川県は幅広い業種が経営環境悪化に苦しむ中、過去最大規模の特別融資を3月25日から開始しており、20日時点436件、123億円を認定している。
特別融資は、直近2週間から約1か月間の売り上げが新型コロナの影響で前年同期比20%意地減少した中小事業者が対象。
限度額は8千万円で、返済期間は制度融資で、最長の10年、保証料は全期間ゼロとした。
また、3千万円を上限に当初3年間は無利子で融資し、元本返済が不要な据え置き期間も5年に延長している。
融資規模は2009年のリーマンショック時の2倍に相当する2,500億円に拡充された。
また、石川県は休業要請協力金を106業種に支給する。
金額は中小企業に50万円、個人事業主に20万円。
金沢市も飲食、観光事業者を対象に最大30万円の給付を決めている。
緊急事態宣言から2週間経過した。
期限の5月6日からさらに延びる可能性も十分あり得るから、長期対応も覚悟しておかねばならない。
写真・・・白山カントリー倶楽部泉水コースに現れた狸(22日)、鞍月セントラルパークの桜(24日)。
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