2020/05/15
「スピード感をもって」<469>
政府が全世帯に無償でマスクを配布することを決定してからずいぶん経ったが今でも届いていない。
一括給付金10万円もまだだ。
石川県では先日、有償ながらマスクの購入券が届いた。
なぜ、政府はスピード感をもって出来ないのか。
日本は危機対応システムが弱いと言われている。
ロックダウン(都市封鎖)をはじめ強制や罰則には抵抗感がある。
そこで問題にしたいのが「リーダシップ」だ。
外国では強制力あるリーダシップなのに対し、日本では要請からはじまり公表とか指示にとどまる。
誰しも命と安全が最優先と思っているが、経済や生計も大切である。
反対意見があると、優柔不断にならざるを得ないが、それでは大局を救えない。
自分の保身を捨てて、いかに責務を全うするかの姿勢が求められる。
大局救済を優先するのがリーダーの責務だ。
自己弁護している間に事態は進む。
反対や批判も足を引っ張らないよう自戒すべきだ。
やはり、リーダーの決断が重要だ。
周りの意見には謙虚に耳を傾けつつも、トップとしての判断は自身しか出来ない立場にある訳だから孤独ながら決断すべきである。
一方、ドイツのメルケル首相は科学的な判断のもと人柄が支持されている。
ドイツはナチス政権以来、強権にはアレルギーがある。
その反省に立って国民も協力的だ。
リーダーは優先度、重要度、経済度、難易度を考えて時期を逸せず判断すべきであり、日和見、優柔不断は過ちを大きくする。
政府は昨年10月からキャッシュレスを促進させるためにポイント還元策を施行した。
私もクレジットの利用を心がけていたので、この際、ポイント還元しようとしたら、これが煩雑極まりなくとても手数がかかった。
これでは折角の施策も浸透しないのではないかと思った。
なにごとも簡素にしなければスピード感をもって処理できない。
高齢社会ではなおさらである。
写真・・・鞍月セントラルパーク(5/9)
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