2021/02/05
「AIの進化」<495>
私がニッコー(株)の経理に就職した1961年頃、計算はそろばんが主で機械といえば手回し計算機ぐらいだった時代。
それから60年が経ち、AI(人工知能)の出現で人間の知能より優れた様々な分野が出てきて、身近では車の自動運転が実用化されている。
AIとは学習・推論・認識・判断などの人間の知能を持たせたコンピュータシステムのこと。
データを基に相手や状況に応じた適切で柔軟な対応を選択できる。
ビッグデータに掛け合わせることで経済に大きな変革をもたらす。
囲碁や将棋の世界でもディーププランニングの技術が進み、世界のトップ棋士がAIに勝てなくなった。
プロの対局ではIT機器の所持禁止になり、昼休みには外出禁止となるほどだ。
囲碁定石も「ダイレクト三三」など以前の定型が覆され変化をもたらしている。
今では人間とAIが共存し相互に補完する関係になっている。
「2045年問題」とは人工知能が2045年には人間の知能を超えるという予測がある。
人工知能を備えたロボットが人間に危害を及ぼす命令が下された場合、ロボットは人間への安全性と命令への服従のどちらを選べば良いのかジレンマに陥ってしまう。
過ちを犯したロボットに責任があるかという「倫理問題」が発生するという。
人工知能は人類の幸せのために活用され、軍事に利用されて国家間の対立が深まらないことを願うしかない。
写真・・・井山裕太棋聖に河野臨九段が挑んだ第45期棋聖戦七番勝負の第2局、際どい攻め合い勝負で井山棋聖の連勝。(1/23)
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