2021/02/25
「NPO法人日本海国際交流センター、20周年迎える」<497>
18日、金沢流通会館でNPO法人日本海国際交流センターの第20回通常総会が開催された。
当法人は2000年6月に設立され、国際交流を目的に産官学の連携のもとに、現在は中国・大連との相互交流を深め、教育・文化・経済の各分野で活発な交流を続けている。
会員数は個人46名、法人98社、アルプグループ305名の449会員。
理事長は古賀克己氏。
古賀理事長はこれまで大連に184回訪問されている。
私は設立以来、監事を務めている。
20周年の節目にあたり、大連市中日友好協会の千建軍会長と大連工業大学外国語学院長・劉愛君教授のビデオメッセージが披露された。
総会の開会にあたり、古賀理事長より「私の中国観」の講演があった。
その骨子を列挙します。
・中国の20年昔は、怖い国・汚い国・貧しい国と言われていたが、今はフレンドリーな国・綺麗な国・世界二位の経済大国になった。
・新型コロナウイルスのパンデミックが起きた武漢市は、人口1,120万人。
政府は武漢をロックダウンし、医療従事者を全国から42,000人集め、一日で病棟を建設した。
政策は「人権は制限しても人命最優先」で即決即行。
中国の感染者数は10万人、死亡者数は4,800人と発表されている。
日本は感染者数42万人、死亡者数7,200人。
・ワクチンは中国自国で作り、52か国に輸出している。
・香港デモは民主化運動と謳っているが、実態は独立運動で暴徒化している。
・日中友好は「民をもって官を動かす」。
・2012年に就任した習近平国家主席は汚職対策を徹底し5万人を拘束した。
役人の黒塗り自動車は減った。
覇権国家ではなく、世界と協調して平和的発展を目指している。
・昔は憲法の上に共産党があったが、今は憲法の下に共産党がある。
・中央政府は国民のためにある。
3万人の満足度調査で93%が満足。
14億人の国民を統治するには権力だけでは無理。
習近平は少数民族を回って対話している。
・共産党の他に野党は八党存在する。国民党は民主化運動をしている。
・今の大連市長は49歳で、6か月公告の後、意見聴取して最後は議会で承認された。
・中国から日本の観光に1,000万人。
総会の最後に、金沢青年会議所の役員から「日中協働リーダー育成プロジェクト・日中FUNFANサミット」のPRがあった。
中国は近隣国であり、日中友好交流を通して親善がさらに広がることを願う。
写真・・・日本海国際交流センター通常総会、メンバーズガイドブック。
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