2021/07/25
第46期碁聖戦五番勝負第3局」<512>
7月17日、一力遼碁聖(24歳)と挑戦者・井山裕太棋聖(32歳)の対局が1勝1敗を受けて北國新聞会館で行われた。
7月7日に井山本因坊文裕は本因坊戦10連覇を果たし、7月12日に一力遼碁聖は地元の仙台で第2戦を黒番半目勝ちしてタイで第3局を迎えた。
碁聖戦は先に3勝すれば勝利するので大切な3戦目となる。
前日の16日に検分が行われた。
碁盤と碁石は私が2016年から提供しており、今回は6年目になる。
碁盤と碁石は2016年6月に碁聖戦のために大阪の井上碁盤店で購入したものだ。
碁盤は6寸8分で碁石は33号。
碁笥は桑の木。
さらに、2016年7月17日の碁聖戦の前日16日に井山裕太七冠から碁盤に「雅、七冠井山裕太」の揮毫をいただいた大切な碁盤だ。
井山棋士は現在、3回目の大三冠(棋聖、名人、本因坊)を保持している。
対局は17日の午前9時開始で、立ち会い席に同席させていただく。
立会人は中野寛也九段、新聞解説は六浦雄大七段、記録係は寺田柊太二段と鈴川七海初段。
昨年行われなかった大盤解説会も参加人数を制限して行われた。
大盤解説は金沢市出身の田尻悠人五段(NHK大河ドラマ「青天を衝け」の囲碁指導をされている)、聞き手は佃優子アマ6段。
対局結果は一力遼碁聖の中押し勝ち。
初防衛まであと1勝と前進した。
井山裕太棋聖はカド番に追い込まれた。
第4局は8月17日に新潟市で対局される。
また、両棋士は8月26日からの第46期名人戦でも戦う。
熱戦で地元の囲碁ファンは盛り上がった。
写真
1、木村経営グループで協賛広告(6/30)
2、立ち会いに同席(7/17)
3、検分で両棋士と記念写真(7/16)
左が一力遼碁聖、右が井山裕太 大三冠(棋聖、名人、本因坊)・2016年4月に囲碁界で初七冠・2018年2月に2度目の七冠で将棋の羽生善治七冠とともに国民栄誉賞を受賞。
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